南風原にご当地バーガー 「兼城十字路」 中学生開発、町特産も活用


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「兼城十字路バーガー」の完成を発表する(前列左から)大城美優さん、喜名玲莉さん、金城心美さん、吉屋遥さん、(後列左から)仲座健太さん、松田一志さん、金城宏孝商工会長=26日、南風原町商工会

 【南風原】南風原町商工会(金城宏孝会長)の地域ブランド構築展開プロジェクトの一環で、町内の中学生が提案するご当地バーガーの完成発表会が26日、同商工会で開かれた。南風原中1年生4人が作ったキビまる豚のベーコンと南風原カボチャのペースト、美ら卵養鶏場の卵の目玉焼きを使ったハンバーガーが「兼城十字路バーガー」と命名され、11月3、4日に南風原町立中央公民館周辺で開かれる「はえばるふるさと博覧会」で試験販売される。
 作ったのは大城美優さん(12)、喜名玲莉(れいり)さん(12)、金城心美さん(13)、吉屋遥さん(13)のチーム「KMRH」。夏休みにニーズ調査やグループ討議でアイデアを出し、企業プレゼンで1位に選ばれた。

南風原カボチャのペーストなど南風原町の特産品を使った「兼城十字路バーガー」=26日、南風原町商工会

 大城さんは「既存のハンバーガーショップで人気のてりやきバーガーを参考にした。ベーコンやカボチャなど町の特産品を使った南風原ならではのバーガーで、100点満点中500点だ」と太鼓判を押した。
 命名した町出身の芸人・仲座健太さんは「南風原をイメージしやすく、人が『何だろう』と思う名前にしたかった。兼城十字路は町民はもちろん、町外の人にもなじみがある南風原の代表的な場所」と由来を語った。
 実現化に向け試作を繰り返したイノベーションサービス沖縄の松田一志代表は「カボチャの甘さのバランスを取るのが難しかったが、中学生の自由な発想で勉強になった。ぜひ食べてほしい」とPRした。