精度や完成度競う 技能五輪、先行競技始まる


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「旋盤」の会場で競技する選手らと見守る観客ら=27日、うるま市の賃貸工場37号棟

 11月2日開幕の「おきなわ技能五輪・アビリンピック2018」の先行競技「旋盤」と「フライス盤」が、27日から国際物流拠点産業集積地域うるま地区内の賃貸工場で始まった。

 「旋盤」競技では、初日はAグループの14人が出場した。競技時間の5時間15分内に、機械で回転させた材料に刃物を当てて、課題通りに加工し、正確さや完成度を競った。

 「フライス盤」は11人が出場した。鉄の塊から、課題図に示された複雑な形状の部品四つを5時間半以内に製作し、組み立てなければいけない。寸法の精度など、正確さを競った。

 結果は全て、11月5日の閉会式で公表される。

 両種目の県勢選手は「旋盤」が美来工科高の比嘉正岳さん、「フライス盤」は那覇工業高の玉城航さんで、11月3日に登場する。

 技能五輪では「構造物鉄工」「電気溶接」「抜き型」「洋菓子製造」「西洋料理」「機械組立て」の6職種が先行競技として実施される。

 技能五輪は42職種が県総合運動公園など15会場で開催される。障がいのある人が技能向上を目指すアビリンピックは22職種で、県立武道館と沖縄セルラーパーク那覇で開かれる。