【中国時報】「iポスト」の全国設置完了 最後は金門島に


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 台湾の中華郵政は22日、速達から小包まで各種の郵便物の受け取りと発送がいつでも可能な「iポスト」を金門島に設置した。全自治体で唯一iポストがなかった金門島に設置されたことで、iポストの全国設置が完了した。今後は物流の新しい拠点として、離島やへき地を優先的に増設し、2019年末までに2千台、20年には3千台まで増やす計画だ。

 iポストはコインロッカー形態の収納ボックスで、サイズは大中小の3種。料金はサイズごとの定額になっている。送り主は発送物の大きさに合わせてボックスを選び、液晶画面に宛先のiポスト名と受取人の携帯番号を入力し、交通系ICカードなどで料金を支払えば手続き完了。着払いでの発送やネット通販の返品も可能だ。

 中華郵政では2016年から、コンビニエンスストアでの郵便物受け取り代行サービスや公共機関への宅配ボックス設置などを進めてきたが、iポストは発送とATMの機能も併せ持った次世代的サービス。利用者の利便性向上と、郵便配達業務の負担軽減につながることも期待されている。