大空にシュワッチ JTAがウルトラマンジェット 生みの親・金城哲夫氏ちなみ


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「ウルトラマンJET」の前で、ウルトラマンを囲んで「スペシウム光線」のポーズをとる関係者ら=29日午前、那覇空港のJTAメンテナンスセンター

 日本トランスオーシャン航空(JTA、丸川潔社長)は30日から、航空機にウルトラマンの姿を塗装した特別デザインの「ウルトラマンJET」の運航を開始する。29日、那覇空港のJTAメンテナンスセンターで関係者向けに公開した。ウルトラマンシリーズ生みの親の一人、金城哲夫氏の出身地が南風原町であることにちなみ「ウルトラの島沖縄」として魅力を発信する。

 デザインは機体左側面にウルトラマンと「ゆかりの地沖縄」の文字、機体右側面には沖縄ロケも行われたウルトラマンジードとウルトラマンルーブ、「ウルトラの島沖縄」の文字が塗装されている。

 ヘッドレストカバーもウルトラマンデザインとなっている。

 運航は30日の那覇―石垣便を皮切りに来年4月30日までの6カ月を予定。機体はボーイング737―800型機1機で、11月中旬ごろまでにJTAの就航路線全てで使用する計画で、運航スケジュールは当日、翌日分を特設サイトで公開する。

 アニメツーリズム協会が2017年8月に「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)」として金城哲夫資料館を選定したことから、南風原町、県、沖縄観光コンベンションビューローが今年8月、機体塗装を依頼し、JTAとして実施を決めた。

 お披露目式には金城哲夫氏の弟で資料館長の和夫氏、和夫氏の娘でJTA客室乗務員の熱田花梨さん、南風原町の赤嶺正之町長や「南風原はなぞの保育園」の園児らが集まり、ウルトラマンの「スペシウム光線」ポーズで就航を祝った。