沖縄県内の有効求人倍率が最高最高の1.25倍に


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 沖縄労働局(安達隆文局長)は30日、県内9月の有効求人倍率(季節調整値)が1.25倍になり2カ月連続で過去最高値を更新し、24カ月連続で1倍台を維持したと発表した。正社員の有効求人倍率(原数値)も0.59倍を記録して過去最高値となったが、全国平均1.15倍の半分程度の数値にとどまっている。

 県内新規求人数(原数値)は8642人となったが、そのうち正社員求人の割合は35.4%にとどまり全国平均の44.3%とは差が開いたままとなっている。

 安達局長は「県経済は観光客数の増加などで拡大しているが労働者が足りていない」と話し「ハローワークを訪れる求職者の7割が正社員を希望している。雇用者には質の高い求人の提供をお願いしたい」と呼び掛けた。

 県が発表した完全失業率(原数値)は3.9%で、前年同月より0.5ポイント悪化した。