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ホームで「決める」FC琉球 J3優勝、J2昇格かかる大一番は3日

 サッカーJ3で単独首位を走る、リーグ参入5年目のFC琉球が、悲願のJ3優勝とJ2昇格に王手を懸けている。琉球の通算成績は18勝6分け4敗で勝ち点を60とし、2位の鹿児島との勝ち点差は12。3日にホームで行われるザスパクサツ群馬(3位、勝ち点47)との上位対決(沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム)で引き分け以上の結果ならば、自力優勝と昇格が同時に確定する。待ちに待った瞬間を前に、金鍾成監督は「いろいろな人の思いがあって今がある。ここで決めなければチームの目標は半分しか達成されない。大事な舞台で決めたい」と強い覚悟を口にした。(喜屋武研伍)

 前節の長野戦は拮抗(きっこう)した展開から、後半ロスタイムに先制されるピンチを迎えた。だが琉球は攻撃に転じたとき、GK朴一圭がゴールキックを蹴らずドリブルで前線に素早くつなぐ機転と、中盤の選手らの息の合った連係で同点に追いついた。主将も務める朴は「リスクを承知でボールをつないだ。監督の求めることを実戦しただけだ」と冷静に振り返った。


J3優勝、J2昇格を懸けた11月3日の群馬戦へ向け、気合いを入れて練習に臨むFC琉球の選手ら=31日、金武町の金武フットボールセンター

動きの確認など、選手に対して直接指導をする金鍾成監督(左)

 大一番を前に、琉球の選手らは31日、金武フットボールセンターで練習に汗を流した。軽いパス回しやゴール前の連係を確認した。チームの雰囲気は大一番を前にしても終始リラックスしており、金監督も「いつも通りですね」と笑顔だった。相手の群馬は堅守からカウンターを狙うタイプで「(琉球と群馬で)攻守の構図がはっきりしている」という。「県民の目に焼き付くようなゲームにしたい」と意気込んだ。

 シーズン15得点で得点ランキング2位、加入4年目の富樫佑太は「(優勝すれば)これまでの良いこと、悪いことが全て報われる。自分の全てを出し切りたい」と思いを口にした。糸満市出身で、プロ1年目の徳元悠平は「地元の皆さんの前で昇格、優勝できるチャンス。ゴールも狙って、アシストでも貢献して、お世話になった皆さんに感謝を伝えたい」と話した。