ロシアと沖縄 結ぶ武道 交流演武大会


社会
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コレッシュを披露するロシアの武道団=31日、豊見城市の沖縄空手会館

 日ロ間の人的交流を促進する「ロシア武道代表団交流演武沖縄大会」(主催・日本武道館、県立武道館など)が31日、豊見城市の沖縄空手会館で開かれた。ロシア武道団の約70人と沖縄空手家約50人が参加。ロシア側はコレッシュやサンボなどの伝統武道8種目を演武し、来場者約500人の興味を引きつけた。沖縄側は、上地流空手道拳優会や沖縄剛柔流空手道協会などの空手家が各流派の演目を披露し、ロシア側を魅了した。

 大会にはロシアのユーリー・トルトネフ副首相なども列席した。ロシア武道団は、ほかにもブリヤート弓術、ブヘ・バリルダーン、コサック武術、マス・レスリング、ハプサガイ、アムール地方伝統格闘技と呼ばれる伝統武道を披露。演武後には、来場者を交えた体験会もあった。

 浦添高校空手部の新里恵斗(けいと)さん(16)は「ブリヤート弓術を体験した。思ったより弓が重かった。ロシア人と接したのは初めて」と話し、楽しんだ様子だった。