県民投票、重責誇りに 県推進課発足、12人に辞令


社会
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 辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票の実施に向け、県は1日、県庁に県民投票推進課を設置した。玉城デニー知事は同日、配属された職員12人に辞令を交付した。その上で「県民から直接請求された県民投票は、間接民主制の欠陥を補完する大変意義のあるものだ。県民はもとより、全国的に注目される県民投票を滞りなく実施するという重責を担うことになるが、誇りを持って頑張っていただきたい」と訓示した。

新たに発足した県民投票推進課の職員に辞令を交付する玉城デニー知事=1日、県庁

 県民投票推進課は、投開票事務などを委託する市町村との調整や投票率向上に向けた広報活動を担う。

 同課の渡嘉敷道夫課長は辞令を受けた後、記者団に対し「県民投票を適正に執行できるように配属された職員、市町村の職員の皆さまとも連携しながらしっかりと事務を執り行いたい。なるべく多くの県民の方に投票していただけるような広報活動をしていきたい」と抱負を述べた。県の投開票事務委託を保留している6市について、丁寧に説明しながら理解を得ていく考えを示した。