【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設を巡り、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では2日午前9時ごろ、市民ら約30人が座り込んだ。
市民らは歌やシュプレヒコールで新基地建設への反対の意志を示した。午前11時半現在、ゲートからの工事車両の出入りはない。
沖縄平和運動センターの山城博治議長は、本部港の岸壁が台風で破損し、土砂の搬出のための港の使用許可が降りなかったことについて「まだ安心するのは早い。気を抜かず、反対の運動は萎縮せずに続けていこう」と呼び掛けた。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「諦めずに非暴力の抗議を続け、日本政府の理不尽さを世界に発信しなければいけない」と強調した。
また、市民らは午前10時半ごろ、抗議する市民を撮影していた軍警察に対し「何の権利があって私たちの写真を撮っているのか」と抗議した。【琉球新報電子版】