地元チーム支え続け 応援団長の池間さん 「最高!」と笑顔


社会
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サポーター仲間と喜びを分かち合う池間弘章さん=3日夜、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム

 J3優勝とJ2昇格が決まると感極まった表情を見せ、サポーター仲間たちと抱き合い、喜びをかみしめたのは、FC琉球サポーター代表の池間弘章さん(54)=那覇市。バックスタンドの観客席で太鼓をたたいて応援コールや応援歌でリズムを作り、常にサポーターによる応援をリードしてきた。先制し、点差を広げても油断せずに「気持ちを一つに最後まで闘おう」と声をからしながら応援し続けた。

 沖縄からJリーグを目指すチームへの応援は、2010年に解散した沖縄かりゆしFCから始まった。発足当初は応援団もなく「1人だった所から始めた。少しずつ増えてきた」と振り返る。3日のFC琉球の試合で、約8千人が詰め掛けた客席を見て、「こんなにたくさん応援に来てくれた。すごかった」と感激し、J2昇格の快挙に応援が後押しになったことを実感する。

 試合後はサポーターの元へ近づいてきた選手たちと一緒に祝った。富所悠選手から「持って」と言われ、受け取ったJ3優勝のシャーレを高く掲げ、キスをした。「最高!」。満面の笑みを見せた。

 J2昇格を決めたことに「ほっとした。とてもうれしい」と笑顔を見せ、「攻撃的なスタイルで今後も頑張ってほしい」とエールを送った。