キングス千金の連勝 昨季王者A東京に75―69 Bリーグ第12戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区)は3日、東京のアリーナ立川立飛でアルバルク東京(東地区)と今季第12戦を行い、75―69で下し、昨季王者から貴重な2連勝を決めた。キングスの成績は10勝2敗。

 試合は序盤からシーソーゲームが続いた。第4クオーター(Q)、65―65の同点の場面で、岸本隆一が3点弾を2本連続で決めてリードすると、東京のファウルゲームをかわし、粘り勝ちした。次戦は7日、沖縄市体育館でライジングゼファー福岡と対戦する。

▽Bリーグ1部(アリーナ立川立飛、2936人)

キングス(10勝2敗)
 75―69(18―15,13―19,24―13,20―22)
A東京(8勝4敗)

◆要所で岸本3点弾/強敵退け指揮官手応え

 見応えある大接戦が続いたキングスとA東京の試合は、岸本隆一の3点弾が大きな勝因となった。第4Qの最終盤、65―65の場面で味方スクリーンをうまく使い、岸本が長距離砲を決める。A東京が2得点しても、即座に「こういう場面で仕事をするのが岸本隆一だ」と、アウェーのファンを沸かせる3点弾に成功。残り約38秒で貴重な4点差をつくり、最後はうまく試合をコントロールして競り勝った。

 昨季王者をねじ伏せた試合に、岸本は「A東京に2連勝する日が来るとは、感慨深い」と声を震わせた。佐々宜央HCも「自信になった。これで慢心せず、一つ一つ駆け上がっていきたい」と力強く語った。