世界水準の観光テーマにシンポ 沖縄・那覇、旅行関係者登壇


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 国内外の富裕層を沖縄に呼び込むための手法を話し合うラグジュアリートラベルビジネスシンポジウム(県主催)が5日、那覇市のパレット市民劇場で開かれた。基調講演のほか、県内のホテル事業者や県外の旅行関係者がパネルディスカッションした。沖縄が世界水準の観光リゾート地になるために必要なことなどを登壇者が話し合った。

 日本交通公社観光政策研究部長の山田雄一氏は、沖縄に豊かな自然や独自の文化があることに触れて「世界的なリゾート地と同等の資源がある」と説明した。

 ダイヤモンド・ビッグ社メディア・マーケティング事業本部副本部長の弓削貴久氏は、「富裕層は誰もやったことがないような特別な体験を求めている」と述べた。

 県内に進出するハワイのホテル、ハレクラニ沖縄総支配人の吉江潤氏は、2019年7月のオープンに向けて準備を進めていることを紹介、「宿泊客はホテル内で滞在する時間が長くなる。サービスの質が求められるので、しっかりと準備をする」と決意を述べた。