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民放連賞でラジオ沖縄が凖グランプリ 沖縄テレビは優秀賞

2018年日本民間放送連盟賞ラジオ部門の凖グランプリに選ばれトロフィーを受けるラジオ沖縄の西中隆さん(左)=7日、都内のグランドプリンスホテル新高輪国際館パミール

 【東京】第66回民間放送全国大会(日本民間放送連盟主催)が7日、都内のグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開かれ、2018年日本民間放送連盟賞の4部門93作品の表彰式があった。ラジオ報道番組部門で最優秀賞に選ばれたラジオ沖縄(ROK)の「私宅監置・沖縄~扉がひらくとき~」が、ラジオ部門全体の凖グランプリに選ばれた。沖縄のラジオ局では初めて。13日午後8時からROKで再放送されるほか、全国の各ラジオ局でも随時放送される。

 このほか沖縄からは、テレビ報道番組部門で沖縄テレビ放送(OTV)の「菜の花の沖縄日記」が優秀賞を受賞した。

 「私宅監置」を企画・制作したディレクターの西中隆さんは「沖縄だけの問題ではなく、全国で放送されて聞いてもらえることがうれしい。ここに集まった人たちも『私宅監置』という言葉を知らない人も多いと思う。受賞式の華々しさとはまったく逆の世界だった」と話した。


沖縄テレビ放送の平良いずみさん(右)=7日、都内のグランドプリンスホテル新高輪国際館パミール

 ラジオ沖縄の森田明社長は「ラジオでしか表現できない作品との評価を受け、ラジオマンとしてうれしい。協力してくれた皆さんにも感謝したい。これを機会に多くの人に聞いてもらいたい」と語った。

 ラジオ審査員で日本文学研究者のロバート・キャンベル東京大名誉教授は「私宅監置」の凖グランプリに「番組を見るまで『私宅監置』の言葉すら知らなかった。当事者のインタビューがあり、一人一人の心の変化が大変丁寧に描かれていて、大変感動した」と講評した。

 テレビ報道部門で優秀賞に選ばれたOTVの「菜の花の沖縄日記」を制作したディレクターの平良いずみさんは「沖縄の基地問題はどうしても政治が関係するが、基地で生活がどれだけ脅かされているかを描きたいと思っていた。そこでとてつもない18歳に会えたことが幸運だった」と制作を振り返った。【琉球新報電子版】