スポーツ

那覇西 延長制す 全国高校サッカー県予選決勝 西原に2―1

 サッカーの第97回全国高校選手権大会県大会最終日は10日、南風原町の黄金森陸上競技場で那覇西―西原の決勝を行い、延長戦にもつれ込んだ熱戦は、最後まで足を動かし続けた那覇西に2―1で軍配が上がった。那覇西は2年ぶり16度目の優勝を飾り、首都圏で開催される全国選手権(12月30日~来年1月14日)に県代表として出場する。那覇西は前半38分、サイドバックのタイミング良い攻撃参加で、相手の(5)(7)ライン中央にスペースをつくり、宮国永遠、高良竜太郎とつないだパスを、金城竜馬が蹴り込み先制した。終了間際の後半39分、那覇西のゴール前に投げ込まれたロングスローインがクリアミスでこぼれ、西原の宮城晋之介が押し込み同点とした。しかし、延長戦でも足を止めない那覇西が後半6分、相手ゴール前のこぼれ球に伊佐航平が反応し、決勝ゴールを決めた。

▽決勝
那覇西
 2―1(1―0,0―1 延長0―0,1―0)
西原
▽得点者 【那】金城竜馬、伊佐航平【西】宮城晋之介



◇流れる連係で決勝ゴール


那覇西―西原 延長後半6分、決勝ゴールを決める那覇西の伊佐航平(左端)=10日、南風原町の黄金森陸上競技場(古堅宗陽撮影)

 優勝目前の後半39分に同点弾を浴びた那覇西だが、気持ちは途切れなかった。延長戦に入ると、食い下がる西原を振り切るような猛攻を続ける。後半6分。右サイドを突破した上原綾斗のクロスを相手守備がはじいたが、伊佐航平が走り込んで右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。思わずガッツポーズで応援団の前に駆け寄った伊佐は「頭は真っ白でした」と無欲の決勝ゴールを喜んだ。

 先制点も那覇西らしい素早い連係から生まれた。高良竜太郎から宮城海、宮国永遠へつなぐ。その間右サイドへ抜けた高良が再びパスを受け、クロスを上げ、ゴール前に空いたスペースに走り込んだ金城竜馬が冷静に先制点を奪った。つながったパスに平安山良太監督も「これがサッカーだ」とうなずいた。

 試合は延長戦にもつれたが、現チームは西原に無敗。チーム全員が「(17)(12)になっても勝てる」と強い気持ちで責め立てた。延長に入り、西原は体力が切れ始めたが、那覇西は最後まで攻め続けた。東舟道尚吾主将は「慌てずに延長戦で決め切れた」と胸を張った。

 3年間の集大成を見せる大会という重圧で、今大会は動きが堅く、決勝まで満足いく試合はできなかったという。決勝は得点シーンはチームの特徴が出たが、2得点以外は課題が残った。全国大会に向け平安山監督は「走力を含めチームの底上げが必要だ」と気を引き締める。伊佐は「ビビることなく、ベスト8以上を目指す」と意気込んだ。

 (古川峻)



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス