【中国時報】米企業秘密窃盗で中台の企業起訴　米政府、貿易戦争影響か

　米司法省は1日、米半導体メーカー「Micron Technology」（中国名「美光」）から企業秘密を盗み出したとして、中国の半導体メーカー福建省晋華集成電路と台湾の聯華電子（UMC）、晋華集成電路の陳正坤最高経営責任者（CEO）らを起訴した。

　事件の背景には、昨年12月に晋華側が美光を特許侵害で提訴し、今年7月に裁判所命令により美光の中国国内での販売が禁止された経緯がある。今回の起訴は米中貿易戦争の一端であり、パートナーである台湾企業は巻き添えをくらったものだという見方が強い。

　企業に有罪判決が出れば、最高で200億ドル（約2兆3千億円）以上の高額な罰金が科せられる。