緑白綬有功章に本紙の米通信員 大日本農会


社会
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当銘貞夫氏

 大日本農会は14日付で、2018年度の「農事功績表彰」受章者を発表し、緑白綬有功章(りょくはくじゅゆうこうしょう)に米カリフォルニア州在住で庭園業の当銘貞夫氏(77)=沖縄県本部町新里出身=が選ばれた。同表彰は農業改良などに顕著な功績を挙げた農業者を表彰するもので、当銘氏は「ランドスケープ・ガーデン」(風景式庭園)の整備を通して地域の美化に取り組んだことが評価された。

 当銘氏は1970年に渡米、グレンデール・カレッジを卒業後、カリフォルニア州立大で学んだ。これまで小学校の校庭やカリフォルニア州選出の米下院議員の公邸などを整備してきた。

 北米沖縄県人会長や全国40県人会が加盟する南加県人会協議会会長を歴任し、日米交流の促進に貢献したほか、本紙通信員として1998年から県系人の動向を記事で紹介してきたことが評価された。

 当銘氏は受章について「やりたいことがたくさんある。今後も努力を惜しまず、前進していきたい」と話した。