コラソン9連敗 JHL 大同特殊鋼に14―25


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは17日、愛知県の中村スポーツセンターで大同特殊鋼と戦い、14―25で敗れた。コラソンの通算成績は1勝9敗となり、開幕戦勝利以降、9連敗となった。

 コラソンは序盤から攻撃でパスカットを許し、得点を重ねられた。後半も相手の堅守を崩せず、今季最少得点でゲームを終えた。大同特殊鋼の東江雄斗(興南高―早大出)は4得点だった。

 次戦は18日午後2時半から愛知県の豊田合成アリーナで豊田合成と戦う。

大同特殊鋼 9勝1分け1敗
 25―14(14―9,11―5)
琉球コラソン 1勝9敗

◇新システム不発 相手の堅守崩せず

 連敗脱出を狙った琉球コラソンは新たなシステムに挑戦し、打開を図った。しかし相手の堅守を崩せず、攻撃機会も自らのミスで失い得点できなかった。得点は今季最少の14点に抑えられ、大同特殊鋼に敗れた。

 コラソンは前半から連基徳をトップに置いた5―1守備で相手からボールを奪うと速攻などで得点する。攻撃でも相手の5―1守備に対して、連と松信亮平のダブルポストで臨み、俣野志樹がロングシュートを決め、速攻を佐藤草太らが決めるなど攻撃が活性化する時間もあった。しかし、慣れない攻撃システムにパスカットされると逆速攻を受ける。コラソンの攻撃もこの日、阻止率5割超えの相手GKの前に沈黙していき、9―14で折り返す。

 後半は石川出がリーグ通算400点目のゴールを決めたが相手の高めの守備を攻略できなかった。距離のあるシュートを打たされGKに止められてしまう場面が続き、5得点にとどまった。

 新たなチャレンジもあったが、勝利にはつながらない。それでも東長濱秀作監督は「意図的に(ゲームを)操作できた時間帯もあり、収穫はあった。組み立てとして成熟度を上げたい」と前を向いた。