不正薬物摘発量2・3倍 沖縄県内1~9月 件数は減少


社会
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 沖縄地区税関(吾住亨税関長)が2018年1~9月に摘発した不正薬物の件数は前年同期比で8件減の22件だったが、量が2・3倍の219・312グラムだったことが分かった。大型クルーズ船や航空便で訪日客が増加していることに伴い、不正薬物の摘発も増えている。21日、那覇市の那覇港湾合同庁舎で開かれた密輸出入取締対策那覇地区協議会で報告された。

 不正薬物の内訳は、指定薬物が136・011グラムで最も多く、次いで大麻が60・921グラム、覚醒剤が14・85グラムで続いた。また金地金の摘発件数は7件で、量は約7キロだった。

 同税関の吾住税関長は「関係機関が団結を深め、あらゆる密輸事犯に一体となって対峙(たいじ)していくことが求められている」と強調した。協議会は冒頭のみ報道陣に公開された。