【八重瀬】八重瀬町友寄の県立やえせ高等支援学校産業科の2、3年生約10人が16日、八重瀬町役場で「CAFE YAESE DREAM」をオープンした。アイスコーヒーやカフェラテなどのほか、生徒たちが学校で焼いたマフィンやクッキーも販売し、多くの人でにぎわった。
やえせ高等支援学校産業科では、接客や食品加工などについて学んでいる。2017年から校内を中心にカフェを開いている。なじみの顔ぶれが多い校内だけでなく、初対面の客との接し方も実践しようと、11月は3回の校外カフェを予定している。
八重瀬町役場では2回目のカフェとなった。素朴な優しい味わいのマフィンは、紅茶やチョコ味など計90個を販売。1個100円という価格に行列ができ、あっという間に完売した。
喜納良太さん(17)=3年=は「校内は慣れているが、校外はセッティングも時間がかかり緊張する。みんなで話し合って役割分担も明確にしたので、今日はうまくいくと思う」と話し、丁寧に接客していた。当銘成美教諭は「初対面のお客と想定外の事態が起こった時、どう対処するか自分たちで考える学びの場にし、良い経験を積んでほしい」とカフェの意義を語った。
30日午前11時30分からは、JAファーマーズマーケット南風原「くがに市場」でカフェを開く予定。