沖縄県内で唯一、ジャージー種の牛乳を製造販売する石垣島ミルククラウン(石垣市、小山内(おさない)昌世代表)は、濃厚なジャージー牛乳で作った「石垣島ジャージーのむヨーグルト」(200ミリリットル、税込み300円)を離島フェア2018に出品している。今年3月のご当地ヨーグルトグランプリで最高金賞にも輝いた。
国内の乳牛のほとんどは、白と黒の模様があるホルスタイン種で、茶色のジャージー種は希少だ。ホルスタインと比べると、ジャージーは搾乳できる量は少ないが、牛乳の味は濃厚だという。小山内代表は、2007年から石垣島でジャージー牛を育て、現在は14頭を飼育している。「濃厚さや香りの良さを生かして、ジャージーの牛乳を作りたかった」と語り、生産から加工、販売の6次産業化に取り組み、プリンやアイスクリーム、チーズなど乳製品も製造している。
離島フェアでヨーグルトを販売する安東三奈子さんは「石垣島のジャージー乳を味わってほしい」と話した。