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島尻郡3連覇(重量挙げ) 米盛(砲丸投げ)県新で連覇 秋季県民体育大会

男子85キロ級 スナッチで127キロを挙げる新垣悠太(島尻郡)=24日、八重瀬町の具志頭改善センター

 第70回沖縄県民体育大会は24日、那覇市民体育館で総合開会式が行われ、各地で本格的に競技が始まった。重量挙げ団体は島尻郡が3連覇し、同郡の新垣悠太は85キロ級個人でトータル291キロ(スナッチ127キロ、ジャーク164キロ)を挙げて優勝した。陸上男子50代の部砲丸投げで米盛博文(八重山郡)が14メートル23を投げ、50代の県記録と大会記録を更新した。相撲団体はうるま市が頂点。テニスは那覇市が優勝し、柔道も那覇市が制した。剣道は浦添市、空手の団体組手男子は宜野湾市が栄冠を手にした。

◆主力の穴、全員でカバー


3連覇した島尻郡のメンバーら

 団体戦は島尻郡が3連覇を成し遂げた。昨年の優勝の立役者だった重量級の選手2人が抜けて挑んだものの、金城和博監督は「少ない人数でも勝てた。ほっとした」と笑顔になった。

 出場チームの中でも規模の小さい島尻郡は、少ない選手全員が2位以上を守って点数を稼ぐ作戦で臨んだ。そして、ほとんどの選手が2位以内に入って王者の力を見せつけた。最終盤の三つの重量級に参加した選手は、金城監督ただ1人。他チームも追い上げて試合は混戦したが、最後は貯金が生きて、2位の那覇に1点差で勝利した。

 チームを引っ張ったのは、77キロ級を制した平良勇祐と85キロ級優勝の新垣悠太だ。2人は同じ中高で切磋琢磨(せっさたくま)した仲だ。もともと階級が同じなので今回は平良が7キロ減量し、「頑張らないといけない」と階級を一つ下げて勝利した。新垣は、前回大会はスナッチ110キロ、ジャーク150キロで優勝。しかしライバルの比嘉貴大(南城市)が食らいつき、接戦になった。「かなりきつかった」が奮闘した新垣は、スナッチ127キロ、ジャーク164キロで優勝した。

 6年前、10連覇が懸かった試合で豊見城に負けた。チーム全員がその時の悔しさをばねに今まで戦ってきた。金城監督は「ようやく3連覇した。来年もこのメンバーで挑む」と意気込んだ。
 (古川峻)

◆砲丸投げ男子50代・米盛(八重山)/「14メートル超え」目標達成


男子50代砲丸投げ 14メートル23で県記録を更新した米盛博文(八重山郡)=24日、浦添市陸上競技場(又吉康秀撮影)

 男子50代砲丸投げの米盛博文(八重山郡)が1投目から14メートル23を投げた。昨年出した県記録の13メートル69を自ら54センチ塗り替え、連覇を達成した。40代、50代と県記録を持っていた米森は目標の14メートル超えを達成し、「優勝もうれしいが、14メートルを超えたことが一番うれしい」と声を弾ませた。

 昨年は地元石垣市での開催で緊張から力みがあったため、今大会はとにかく「気楽に」投げることを意識した。その好影響は1投目から出た。脱力した姿勢からリリースの瞬間まですべてのタイミングが良かった。「どんぴしゃでした。特にリリースではしっかり前の方で押し出せた」と振り返る。

 2投目以降は自身で更新した記録の大きさにひるみ、力が入ってしまって記録は伸びなかった。それでも「今の力ではこれが限界。記録には満足している」と納得の表情だ。

 学生時代は野球やバレーボールをした。地元の陸上大会に参加することはあったが、「県民体育大会で上位を狙いたい」と37歳で本格的に競技を始めた。市役所で働きながら、仕事後の夜に練習する。40歳代でも県記録を保持し、50歳代では2年連続の県記録を更新した。米盛は「連覇できたらいいよね。記録更新も頑張りたい」と、3連覇とさらなる記録を求める。
 (屋嘉部長将)