スポーツ

南国ホッケー全国切符 琉球うみないび第2代表 全日本女子B九州ブロック

優勝し、笑顔があふれる琉球うみないびのメンバーら(提供)

 アイスホッケーの第23回全日本女子大会(B)九州ブロック第2代表決定戦の最終日は25日、福岡県福岡市のパピオアイスアリーナで決勝を行い、沖縄県から出場した琉球うみないびは、ミネルヴァ福岡と0-0のままゴールウイニングショット(GWS)にもつれ込み、1-0で勝利し栄冠をつかんだ。琉球うみないびは2019年3月に北海道で開催される全日本女子大会(B)に初出場する。大会には九州4県から各1チームが出場した。琉球うみないびは初戦の長崎大戦では、第1ピリオドに先制すると、第2、第3ピリオドは3点ずつを奪い突き放した。7-0の完勝だった。

▽決勝

琉球うみないび
 1-0(0-0,0-0,0-0,GWS 1-0)
ミネルヴァ福岡

◆中1~30代、8人で躍動

 沖縄の「王女(島言葉でうみないび)」たちが九州の壁を突破し、初の全国切符をつかんだ。アイスホッケーはリンクでプレーするのはゴールキーパー(GK)を含めて6人で、数分間ごとに選手を入れ替え続ける競技。琉球うみないびは今大会8人で臨み、交代要員が限られた中、ポジションに限定されず全員が動き回った。主将の高嶺千春は「試合の終盤は足が止まりかけ、何度も失点しそうな場面があった。これを切り抜けたのが勝因」と全員プレーでの粘り勝ちを優勝の原動力に挙げた。

 チームは2016年夏ごろ、およそ7年ぶりの県内一般女子チームとして始動した。今大会には中学1年生から30代前半までが選手登録された。

 初戦の長崎大戦は出だしは動きにやや硬さがあったが、第1ピリオドで先制すると、その後は榮野比宙花や横山香奈子らが着実に得点した。「出だしは動きが硬かったが、先制以降は落ち着いて本来の力を出してくれた」と内田知大監督は評価する。

 迎えた決勝。試合は優位に進めたが、得点できず0-0でゴールウイニングショット(GWS)となった。ここでも3人ずつがゴールできず、サドンデスに。榮野比が決めた後にみんなの願いがGK大城るらに集まる中、素早く反応しゴールを防ぎきった。

 優勝の瞬間は大城を囲むように笑顔の輪ができ、喜びを共有したという。高嶺主将は「本当にうれしかった」と声を弾ませた。

 次は来年3月の全国大会。Bグループとはいえ、各地区を勝ち抜いてきた強豪が集う。内田監督は「勝ち負けも大事だが、全国レベルを肌で感じることで、今後のチーム力向上につながってくれるはずだ」と期待は大きい。