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MVP山川選手 「少年少女に夢と勇気」県内野球関係者、喜びの声

第91回全国高校野球県大会準決勝の沖縄水産戦で、8回裏無死二塁から中越え2点本塁打を放つ中部商業の山川穂高=2009年7月18日

 沖縄県出身で初の最優秀選手(MVP)を受賞した西武の山川穂高の快挙に、県内の野球関係者からは27日、「沖縄県の誇りだ」「少年少女に夢と勇気をくれた」と喜びの声が上がった。

 阪急ブレーブスやオリックス、阪神で活躍し、1990年に打点王を獲得している、社会人野球のエナジック・石嶺和彦監督は「とてつもなくすごいこと。1シーズン通してパ・リーグを代表する活躍をしたということだ。この賞がいかに素晴らしいか、多くの県民に分かってほしい」と活躍を大きく強調した。

 2年前から着実に成績を上げた山川は今年、1軍に定着して4番として活躍。その姿に石嶺監督は「能力があるからこそ初の規定打席クリアで、リーグで唯一の40本台という大きな記録を残すことができる。本当にすばらしい。沖縄県の誇りだ」と称賛した。

 山川のMVPについて、軟式野球の普及に努める県野球連盟・又吉民人会長は「本塁打王は花形だが、それを越えるMVPはもっとすごい」と興奮気味に語る。近年の県出身者の活躍や、山川の活躍について又吉会長は「ウチナーンチュの選手たちがしかむ(気後れする)ことなく、普段通りのことをできるようになってきた」と分析する。小中学生たちにも好影響が出ると見ており、「松井秀喜やイチローが目標ではなく彼(山川)を目標にしてくると思う。県民の身近な兄貴的存在。自分たちも頑張ればできると少年少女たちに夢と勇気をくれる。プロの県人会もできたし、オフには子どもたちに野球を教えてほしいよね」と話した。

 県高校野球連盟の岩崎勝久会長は、山川が中部商業高時代に教頭として活躍を応援した1人。教え子の吉報に「県内からも1軍で活躍する選手が増える中、1軍定着の上に本塁打王にベストナイン、パ・リーグMVP受賞と高校球児に励みになる活躍だ」と喜んだ。山川の高校時代を振り返り「昔っからまじめで応援したくなる子だった。同じチームの多和田真三郎とともに、けがをせず頑張り続けてほしい」と今後の活躍に期待した。



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