岩屋防衛相「14日に土砂投入予定」 辺野古新基地建設


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14日にも土砂を投入する方針について説明する岩屋毅防衛相=3日午前、防衛省

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を巡り、岩屋毅防衛相は3日午前、埋め立て土砂を今月14日にも投入する方針を明らかにした。防衛省で記者団に答えた。

 沖縄防衛局は3日、名護市安和の民間港の桟橋を使って埋め立て土砂の積み込み作業を開始した。

 岩屋氏は沖縄県が反発する中で土砂投入に踏み切ることについて「普天間の危険性を除去するため、一日も早く辺野古への移設を進め最終的には普天間の全面返還を実現する」と強調した。

 防衛省はこれまで本部港(本部町)からの埋め立て土砂搬出を計画していたが、台風被害で岸壁が損傷したことなどから、町から使用許可が得られていなかった。

 岩屋氏は「同時並行で、他に可能性もないのかということで安和桟橋についても検討していた」と説明した。【琉球新報電子版】