【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、防衛省は県の指摘を受けて一時中断していた埋め立て土砂の搬出作業を5日午後3時ごろに再開した。
土砂を積んだトラックが土砂の搬出場所となる名護市安和の「琉球セメント」敷地内に入り、土砂を下ろす作業が行われた。その後、土砂はベルトコンベヤーを使って運搬船に積み込まれた。
「琉球セメント」敷地内の桟橋前には、新基地建設に反対する市民らが集まり「違法な搬出作業をやめろ」と抗議した。県警機動隊が座り込む市民らを排除した。
5日午後から沖縄防衛局の職員や作業員らが集まり、作業を再開させる準備を進めた。
県は、土砂の管理に関して県の条例に基づく届け出がないなどと指摘していた。【琉球新報電子版】