「県の行政指導の根拠は解消」 土砂搬出作業再開で岩屋防衛相 名護市辺野古の新基地


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
一時中断していた作業の再開について説明する岩屋毅防衛相=5日午後、防衛省

 【東京】岩屋毅防衛相は5日午後、名護市辺野古の新基地建設を巡り一時中断していた市安和での土砂の搬出作業について、沖縄県から指摘を受けた土砂ではなく、採石場から別の土砂を運び船に積み込む方法で作業を再開させたと明らかにした。

 県から手続きに不備があると指摘されたことを回避するため、方法を変更した。

 また岩屋氏は、土砂搬出に使う桟橋の工事完了届が提出されていないとの県の指摘について、作業を受託する「琉球セメント」が4日に県に提出したとして「行政指導の根拠とされた指摘は解消された」と述べた。

 その上で、当初の方針通り今月14日の辺野古沿岸部への土砂投入を目指す考えを示した。【琉球新報電子版】