【宜野座】戦後、収容所で亡くなった人を埋葬する宜野座村惣慶の「スンブク原共同墓地」跡地で8日、収容所で亡くなった人のものとみられる遺骨の一部が見つかった。沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さんらの調査で確認された。スンブク原では2015年にも遺骨の一部と墓石が見つかっており、今後も新たな遺骨が出てくる可能性がある。
見つかった骨は頭蓋骨のの一部とみられるもので、地表2メートル5センチの深さに埋まっていた。15年に見つかった墓石から約5メートルの場所にあり、ガマフヤーは新たな墓石や他の骨がないか、調査を継続する。
具志堅さんは「身元を特定できるものがあるか、あるいは過去に収骨されたものの一部なのか確認したい」と話した。遺骨やボランティアに関する問い合わせは具志堅さん(電話)090(3796)3132。