社会

住宅地で不発弾爆破処理 那覇・宇栄原 2500人避難、7時間封鎖

 那覇市宇栄原3丁目で発見された不発弾の安全化処理作業が9日に行われた。現場は住宅密集地だが、信管が抜き取れない砲弾のため、通常とは違い現地で爆破処理をした。爆破処理をした不発弾は日本軍製20センチ砲弾1発。現場から半径300メートルが午前10時から約7時間にわたって立ち入り禁止となって交通規制が行われた。一般家庭約千世帯(約2500人)と、老人ホームやスーパーなど約70事業所が避難対象となった。戦後73年を経た今も地中に眠る不発弾が、住宅密集地で戦争の爪痕として現れた。

 陸上自衛隊の不発弾処理隊が午前10時24分に処理を開始し、現場で構築した安全壕の中で午後3時3分ごろに爆破処理をした。爆破を無事に終えたのかなどを確認した上で、全体の作業は午後5時3分に終え、2分後の同5分に交通規制を解除した。

 当初は午後2時半ごろに爆破処理をした上で、午後4時に交通規制を解除する予定だったが、処理作業中に避難区域内で住民らが残っているのが4~5回、確認されたという。確認されるたびに作業を中断して避難を促し、交通規制解除は約1時間遅れた。那覇市防災危機管理課は「広範囲の避難区域で職員が一軒一軒回って声掛けやチラシ配布をできる限りしたが、区域内に残っていた人もいた。事前の周知をさらに取り組みたい」と述べた。

 16日には同市宇栄原1丁目で発見された不発弾2発の処理が行われる。半径199メートル以内が避難対象区域。作業中、沖縄都市モノレールの一部が運休となる。



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