社会

前島の空自訓練に自粛要請 沖縄・渡嘉敷村 「永久承諾」把握急ぐ

11月21日に渡嘉敷村の前島で実施された、「永久承諾」に基づく訓練の様子。空自ヘリが前島北側の陸地に着陸し、隊員3人が降りた後、上昇したヘリから物資を降下させた=11月21日午後、渡嘉敷村の前島(又吉康秀撮影)

 【渡嘉敷】沖縄県渡嘉敷村の前島で航空自衛隊那覇基地が「永久承諾」とする取り決めによる訓練を実施していることを受けて、渡嘉敷村は10日までに、前島で行っている全ての訓練を自粛するよう空自那覇基地に要請した。村は「『永久承諾』の取り決めの詳細が分からないまま訓練が行われることは問題がある」として、空自那覇基地にヘリの離着陸地点の詳細な場所を問い合わせるなど、実態把握を急いでいる。

 渡嘉敷村は、空自那覇基地が村と2000年11月18日に結んだとしている「永久承諾」の訓練の詳細を把握するため、空自那覇基地にヘリを離着陸させている場所の座標を提示するよう求めている。

 空自那覇基地は、村と「永久承諾」を結んだとして、村に通知せず捜索救出などの訓練を実施しているが、村は「永久承諾」について「聞いたことがない」としている。

 前島では陸上自衛隊第15旅団も訓練を実施しており、同旅団によると、毎回訓練について村に通知しているという。ただ、村は空自那覇基地の「永久承諾」の問題が発覚したことを受けて、同旅団に対しても10日、訓練の自粛を求めた。