車検切れ2台摘発 沖縄・国道58号 読み取り装置で検査


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
無車検車両を自動で読み取る装置で、街頭検査を実施する沖縄総合事務局の職員=14日、宜野湾市

 沖縄総合事務局運輸部車両安全課は14日、車検切れで公道を走行する車両を自動で読み取る「ナンバー自動読み取り装置」を使用した街頭検査を宜野湾市の国道58号のバイパスで実施した。同日午後2時から1時間半まで、車両1013台を読み取り、うち2台が車検切れだった。本島での本格運用は初めて。事前の実証実験では沖縄の無車検車両数が他地域と比べて突出して多いことが分かっている。今後、県内各地で定期的に街頭検査を実施する。

 装置を利用した街頭検査では、カメラで車両のナンバーをパソコンに自動読み取りをし、陸運事務所が所有するデータと照合して車検切れ車両を発見する。装置から離れた位置で警察官が車検切れ車両を停止させ、警告書を手渡す。従来の無作為に車両を止めて検査をする方法より発見しやすくなる。

 車検切れを摘発された40代男性は「2カ月前に切れていたが、たまたま引っ越しが重なって通知を見逃していた。警告書を渡されたが、事故を起こさなくて良かった」と話した。