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キングス大逆転5連勝 SR渋谷に71-59 Bリーグ第26戦

琉球-渋谷 第3Q 48-49と1点差に詰め寄るシュートを決めるキングスの田代直希=23日、沖縄市体育館(ジャン松元撮影)

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区)は23日、沖縄市体育館で第26戦を行い、サンロッカーズ渋谷(東地区)に71-59で逆転勝利した。通算成績は20勝6敗となった。キングスは5連勝。西地区1位を独走している。序盤から渋谷の激しい守備でタフショットを打たされたキングスは、流れをつかめないまま25-38で前半を終えた。しかし後半は連係から田代直希のシュート、橋本竜馬の3点弾などが決まり勢いに乗り、最終第4クオーター(Q)で逆転した。その後は渋谷の猛攻を粘り強い堅守で振り切り、ホーム2連勝を飾った。

 (沖縄市体育館、3381人)
キングス(20勝6敗)
 71-59(8-24,17-14,23-11,23-10)
SR渋谷(12勝14敗)

 【評】シュートが決まらないキングスに対し、渋谷は外角から確実に得点を重ね、第1Qは8-24、第2Qを終え、25-38と厳しい展開となった。後半はゾーン守備で渋谷の外角からの攻撃を防ぎ、速攻から橋本竜馬や田代直希らが着実に決め、バスケットカウントによるフリースローも沈めていった。橋本の3点弾やピックアンドロールからノーマークの攻撃をつくり、田代が得点を重ねて第4Q早々に逆転。そのままリードを保ち、渋谷を退けた。

◆チームで追い上げた

 佐々宜央HC(キングス)の話 焦りから、個人で状況を打開しようとして悪い流れになっていた。しかし切り替えて、田代直希を起点に、チームで追い上げることができた。この点差を逆転できたことは大きいが、第1Qのプレーを反省して次につなげていかないといけない。

◆田代中心に攻撃リズム/19点差はね返す

 しぶとい守備にタフショットを打たされ、強みの3点弾も決まらない。攻守でちぐはぐだった前半から一変、キングスは後半はピックアンドロールの動きなど、攻守の連係を再確認し猛追。田代直希を中心に攻撃にリズムが出る。最大で19点あった差を第3Qで1点差に詰め、第4Qでひっくり返した。71-59の鮮やかな逆転勝ち。攻守でけん引した田代は「劣勢の状況でも大きく崩れない、これはチームにとって大きい」と収穫を強調した。

 渋谷の息の合った守備で攻めあぐねた。速いパス回しに翻弄(ほんろう)され、フリーの状態で外からリングを射抜かれた。悪い流れから選手らは個人技に走り、さらに悪循環に陥った。前半は25-38で大差がついた。「良い攻撃はできている。プライドを持って戦おう」(佐々宜央HC)。ハーフタイムの指揮官の言葉でチームは息を吹き返す。守備からの素早い展開で流れをつかみ、スクリーンや相手を引き付けてのパスなどで田代が得点を重ね、要所は外から橋本竜馬が3点弾を決めた。

 一気に追い上げムードとなり、迎えた最終第4Q。最初の仕掛けで橋本が3点弾を決め逆転した。その後は反撃する渋谷との差を徐々に広げ、振り切った。

 田代は「もっと点数を抑えるべきだった。攻撃の悪い意識を守備に引きずってしまった」と前半の反省を口にした。橋本は「こういう展開でも勝てたのは自信になった」と振り返った。収穫と課題を重ねながら、西地区首位をがっちり守り続ける。
(喜屋武研伍)

◆伊佐HC、古巣と対戦に充実感


ベンチで指示を出すサンロッカーズ渋谷の伊佐勉ヘッドコーチ

 2016シーズンまで10年間、アシスタントコーチやヘッドコーチとしてキングスを支え続けてきた伊佐勉氏が、渋谷のHCとして古巣との連戦に臨んだ。2戦目のこの日は、逆転負けしたが、前半は主導権を握り、キングスを圧倒した。伊佐HCは「Bリーグで1番守備が良いキングスに、良いチャレンジができた」と充実感を示した。

 71-77で敗れた22日の反省から、ボールをもらう位置を細かく調整した。勢いのある前半は、選手らに「思い切った攻撃を」と指示を出し続け、一気にキングスを引き離した。

 試合後、伊佐HCは「どうして負けてしまったのか、反省し、自分たちのバスケを40分間できるように修正していく」と力を込めた。



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