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全国高校ラグビー 名護1回戦敗退 早稲田実業に3―55

名護―早稲田実業 前半6分、ペナルティーキックを正確に決め、先制する仲本裕平=28日、東大阪市の花園ラグビー場第1グラウンド(喜屋武研伍撮影)

 第98回全国高校ラグビー大会の第2日は8日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場第1グラウンドで1回戦を行い、県代表の名護は早稲田実業(東京第1)に3―55で敗退した。平均体重は名護がやや上回り、守備から攻撃のリズムをつくるという似たチーム同士の対決。開始6分、仲本裕平のペナルティーキックから3点先制した名護だったが、同10分にラックからターンオーバーを許し、トライを決められて逆転された。その後、前へ出る守備で早実を食い止めたかったが、U―17日本代表の今駒らに何度もトライを決められ、リードは広がっていった。初出場組では桐生第一(群馬)が米子工(鳥取)に110―0で大勝。聖光学院(福島)は城東(徳島)に7―24で敗れた。30日の2回戦から前回大会優勝でAシードの大阪桐蔭(大阪第1)などシード校が登場する。

◆大敗も全力出し切る

 3―55。終始大きくリードされながら、名護フィフティーンは緊張の糸を切らさなかった。90分の終わりを告げるノーサイドの笛が鳴ると、選手らは天を仰ぎ、我慢していた涙はあふれ、止まらなかった。

 U―17の日本代表を擁し「シード校同等の実力」と評価の高い早稲田実業を相手に、チャレンジャーとして臨んだ名護。3―55と大差で敗退したが「点差ほどの実力差はなかった」と県ラグビーフットボール協会の宮城博会長は振り返る。

 1年かけて鍛え上げてきたフィジカルは強豪にも劣らなかった。立ち上がりは息の合った守備から攻撃につなげ、ボール支配率は早実を上回るほどだった。屋部謙仁主将は「結果は悔しいが、FWとバックスが一体となって展開する攻めなど、チームでやってきたことは出せた」と話した。

 開始6分、早々に好機が訪れる。敵陣の10メートル付近で相手のオフサイドからペナルティーを獲得した。「寒さと緊張で足が震えていたが、絶対に決めるという気持ちで蹴った」(仲本裕平)キックはしっかり決まり、3点を先制した。

 センターの喜納英大、No8屋部の下、ワイドに展開して與那嶺樹らが攻め入るも、早実の複数の選手が連動する「組織的な守備」ですぐに詰められる。

 早実はパスミスを見逃さず名護のターンオーバーを誘い、何度もトライを奪った。

 名護は強化してきたフィジカルでは、スクラムなどで押し負けることはなかった。宮城剛監督は「通用するものもあった。序盤の内容をもっと長くできればいずれ強豪にも通用する」と手応えを話す。屋部主将は「2、3年生には、この試合を忘れないで、来年は勝ちきってほしい」と後輩に思いを託した。
  (喜屋武研伍)



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