自分に合う働き方を OKINAWA仕事マルシェ 30人参加、事例紹介


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ざっくばらんな雰囲気でそれぞれの働き方を紹介する登壇者ら=26日、宜野湾市普天間のガクアルベース

 多様な働き方を提案する「OKINAWA仕事マルシェVol.1」が26日、宜野湾市普天間の共有スペース「ガクアルベース」で開かれ、約30人が参加した。琉球銀行法人事業部の崎山寛弥さん(31)、農産物直売所に勤める大湾絵梨子さん(31)、不動産などで副収入を得ているコアラ太郎さんがそれぞれの働き方を紹介した。司会を務めた石川廉さん(31)は「選択肢はたくさんある。自分に合うかどうかで判断してほしい」と呼び掛けた。

 崎山さんは石垣市出身。沖縄のためになる仕事をしたいと考え、琉球銀行に就職。現在は台湾台北市在の現地コンサルタント(業務提携先)に派遣され、沖縄から台湾へ展開する県内企業を支援している。崎山さんは「これまでの銀行業務の枠にとらわれず、県内企業の成長・発展と課題解決に向けたサポートをしていきたい」と話した。

 大湾さんは宜野湾市出身。大阪府の病院で栄養士、靴販売の仕事をした後に沖縄に戻り、宜野湾市志真志の農産物直売所ハッピーモア市場に転職した。現在は店長として運営だけでなく店の情報発信や、生産者と消費者をつなぐイベントも企画する。大湾さんは「子育て世代などさまざまな客層を巻き込んだコミュニティーづくりにも取り組みたい」と意気込んだ。

 コアラ太郎さんは本業の傍ら、不動産収入などで副収入を得る。ネットを活用し自分のアイデアや技術を提供して稼ぐ方法や節約術なども紹介した。「副収入を得る知識を広めて県民の所得の底上げや、家計改善にも貢献できれば」と話した。

※注:崎山寛弥さんの「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし