ハンド選抜 堂々凱旋 JOC優勝


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保護者や関係者の祝福を受ける男子沖縄選抜の選手ら=27日夜、那覇空港

 埼玉県さいたま市であった中学生ハンドボールの全国大会、JOCジュニアオリンピックカップで7年ぶりに優勝し県勢初の3冠を達成した男子と、準優勝した女子の選抜チームが27日夜、凱旋(がいせん)した。那覇空港では保護者や学校関係者ら60人が横断幕の花道で出迎え、健闘をたたえた。

 「おめでとう」「よく頑張ったね」。午後11時半、選手団が優勝旗を手に空港の到着ロビーに出てくると、大きな拍手と歓声が湧き上がった。決勝戦で接戦の末、日本一をもぎ取った男子の友利彬彦監督は、全員が万全の体調で臨めたことが勝因の一つだったと振り返り「やってくれると信じていた。子どもたちのパワーは無限大だ」とあいさつし、選手らをねぎらった。

 オリンピック有望選手にも選ばれた伊禮颯雅主将(神森中3年)は「一人一人の諦めない心が全国制覇を導いた」と述べ、チームプレーを強調した。

 昨年に続き準優勝だった女子の比嘉楓主将(美東中3年)は「来年必ず、雪辱を果たしてほしい」と後輩にバトンを託した。自身も「五輪を目指してさらに頑張りたい」と力強く語った。

※注:伊禮颯雅主将の「禮」はネヘン