芸能・文化

磨いて浮かぶ 三線竿に“毛並み”模様 職人歴40年超・新崎さんも「珍しい」

完成した三線。動物の毛並みのような木目が広がっている

 【沖縄】動物の毛並みを思わせる木目が竿(さお)に広がった三線が出来上がり、関係者の話題になっている。仕上げた職人歴40年超の新崎松雄さん(80)も「こんなの見たことがない」と話し、珍しがっている。

 沖縄市在住の儀保竜一さん(34)が知人からもらい受けた材木を新崎さんの店に持ち込み、加工を頼んだ。儀保さんによると、素材は南米原産のスネークウッドという木とみられる。クワ科の木で、つえなどに加工されて用いられることがあるという。

 約1カ月をかけて仕上げた新崎さんは「とても堅い材料。堅いものは欠けてしまうことが多いが、この木は粘りがあるのも特徴だ」と作業を振り返った。

 音にも伸びがあるといい、受け取った儀保さんは「長く大切に持っていたい」と話した。


三線を持つ儀保竜一さん(左)と制作を手掛けた新崎松雄さん=沖縄市泡瀬の新崎太鼓三味線店