モバイルプリンス
早いもので2018年ももう終わる。今年もインターネット上で多くのトラブルが発生し、使い方を問われる形になった。
ただしどの「事件」も「2018年だから」というものはなく、結局は過去と同じような理由でトラブルになっているので、改めて過去の「事件」から学ぶことは多い。
そうですね。
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そんな中、とても身近に起きた影響力の大きかったものは選挙中のデマだ。
2016年のアメリカ大統領選挙の時に問題視された、選挙デマが今年は沖縄にやってきた。
2月の名護市長選、9月の沖縄県知事選と沖縄では今年、多くの選挙が行われた。米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設の容認・反対をめぐり、沖縄の選挙結果は全国的な注目を集めていた。
残念なことに注目が集まれば集まるほど、多くのデマが飛び交う状況になった。
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今回の沖縄の選挙デマで衝撃だったのは、現職の国会議員やベストセラー作家など、社会的に信用のある人がネット上にデマを拡散したことだ。
「怪しい情報がネットの片隅に書き込まれていた」などのレベルではなく、本来お手本となるべき人たちがどんどんと投稿したんだ。
もともとネット上でのデマは、間違った情報は拡散されるが、正しい情報は拡散されにくいという特徴がある。
「面白い嘘(うそ)」と「面白くない事実」だと、前者の方にみんな喰いつくということだ。
確かにそうですね。デマばかりが拡散されますね。
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デマがたくさん流れた沖縄の選挙だけど、12月現在デマの拡散によって逮捕されたり罰せされた人はいない。
つまり今の状態だと「選挙の時にデマを流す」ことにメリットがあるのが現状だ。
選挙の投票は、私たちの未来を決める行動で、それがデマによってゆがめられたり、惑わされたりすることを許してはいけない。
まだ投票できる年齢ではないのですが、今から意識しておかないといけないですね。
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結果的に投票する人が変わらなかったとしても、デマを基に投票した1票とそうでないものでは重みが変わってくる。
選挙の時に発生する大量の情報に惑わされないためにも、普段からニュースをチェックして情報を仕入れる必要があるんだよ。
分かりました。
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選挙の時のデマに、多くの大人がだまされているけど、みんなが選挙の投票権を得るころにはもっと見破りにくいデマやフェイクニュースが登場すると言われているよ。
早いうちから「選挙の情報戦」に危機意識を持ち、きちんと投票するようにしたいね。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。