辺土名君V、松島君2位 こども王将戦、64人熱戦


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真剣な表情で一手を指す辺土名朝陽君(右)=6日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 2月の第68期王将戦七番勝負第4局那覇対局開催を前に、王将戦那覇対局記念こども王将戦(琉球新報社主催)が6日、沖縄県那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。保育園児や小学生64人が参加し、三つのクラスで熱戦を繰り広げた。

 有段者クラスは城北小5年の辺土名朝陽君(11)が優勝、西原東小6年の松島琉緯君(12)が準優勝に輝いた。2人は王将戦那覇対局前夜祭に招待され、久保利明王将、渡辺明棋王から表彰を受ける。

 小学2年で将棋を始めたという辺土名君は、攻めの将棋で全勝優勝。「攻め続けたことが、優勝につながったと思う」と振り返り、「将棋は一つ一つの駒が違う動きをするところが面白い。将来はプロ棋士になるのが夢だ」と笑顔で話した。松島君は「久保先生と渡辺先生から賞状がもらえるのはとてもうれしい」と話した。