【糸満】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票について、糸満市議会(大田守議長、定数21)は8日、市議会臨時議会を開き、上原昭市長が再議書を提出した県民投票実施のための事務費に関する補正予算案を議長裁決で可決した。糸満市でも県民投票が実施されることになった。
採決では、賛成10、反対10の可否同数になり、大田議長が賛成の判断を示して可決された。市議会12月定例会では、賛成少数(賛成9、反対10、欠席1)で否決されていた。
市民ら71人が傍聴し、審議を見守った。議会後、上原市長は「議会の判断を尊重して県民投票を実施する」と述べた。【琉球新報電子版】