新卒内定率が最高 沖縄県内11月末 高卒64%、大卒59%


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄労働局(安達隆文局長)は10日、県内の新規高卒者と新規大卒者の就職内定率(18年11月末時点)を公表した。高卒者が63・8%(前年同月比1・4ポイント増)、大卒者が59・0%(同6・7ポイント増)で、いずれも過去最高値を更新した。

 新規高卒者の就職希望者数は2302人(前年同月比5・6%増)で、このうち県内での内定率は57・5%(同2・9ポイント増)、県外での内定率は77・4%(同3・4ポイント減)を記録した。

 新規大卒者の就職希望者数は2522人(前年同月比16・9%増)で、このうち県内での内定率は55・7%(同7・7ポイント増)、県外での内定率は66・5%(同0・6ポイント増)となった。

 内定率が過去最高値を記録した理由について、安達局長は「人手不足や好景気を背景に県内・県外企業共に人材確保のため求人や内定を出すのが早くなってきている」と説明し、「今後も内定率は良くなると期待している」と見通しを話した。

 統計は高卒が1988年から、大卒が1994年から取り始め、県内の高校・大学からの集計を基にしている。