【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は11日午前、埋め立て予定区域への土砂投入の作業を進めた。
「K9」護岸では、台船に積まれた土砂が重機によってトラックに積み替えられ、次々と基地内に運ばれた。
米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、早朝から新基地建設に反対する市民らが抗議の声を上げた。午後0時までに、ゲート前から資材の搬入などは確認されなかった。
滋賀県から初めて名護市辺野古を訪れた児島克博さん(34)は「沖縄の歴史を学び、基地を押しつける状況を現地で知った。沖縄の人たちは不屈の戦いをしているが、このままではいけないと怒りを感じた」と話した。【琉球新報電子版】