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光る技、選手目輝かす 女子サッカー元日本代表・高良さん 初企画 内外からプロ参加

 県勢でただ一人、女子サッカーのなでしこジャパンのフル代表(日本代表)を経験し、国際舞台で活躍してきた那覇市出身の高良亮子さん(28)が引退後の初の活動として、県内女子サッカー選手を対象とした「GENIUS CUP」とクリニックを12日、恩納村の赤間陸上競技場で行った。競技の普及や選手の技術向上が目的。約150人が参加し、世界を知る高良さんらから、ミニゲームなどを通し、シュートコースの狙い方などの指導を受けた。高良さんは「周囲の力に助けられて大会ができた。大会を続けていきたい」と継続開催に意欲を見せた。


サッカークリニックでコースを狙うシュートを打つ高良亮子さん=12日、恩納村の赤間陸上競技場

 クリニックには高良さん以外にも国内外で活躍し続ける選手らがスペシャルゲストとして参加した。日本代表としてW杯で優勝した川澄奈穂美(アメリカ・シアトルレインFC)や田中明日菜(韓国・水力原子力FC)をはじめ、仲田歩夢(INAC神戸レオネッサ)、那覇市出身の山城見友希(上山中―鹿児島・神村学園高等部―IPU環太平洋大学短期大学部出、愛媛FCレディース)らで、子どもたちとの交流を楽しんだ。

 川澄は「みんな楽しそうにやっていて、自分も楽しみながらできた」と笑顔を見せ、「足元がうまい選手がいる。沖縄の女子選手は伸びしろがあるのでサッカーを楽しんでもらいたい」と今後の成長に期待した。山城は自身の小中校時と今の県内女子サッカー界を比較し「人数も増えて、技術がうまい人が多い」と話した。子どもたちへの指導は初めてだが「今後も子どもたちへいい影響が与えられるよう、できることをしたい」と語った。

 クリニックに参加した伊芸麻衣さん(金武小3年)は「なでしこリーグや代表の選手に会えてうれしかった」と声を弾ませ、山城有里さん(城前小4年)は「仲田さんにシュートを打つ時に緊張しない方法などを教えてもらえた」と練習の様子を語った。

 高良さんがサッカーを始めるきっかけとなった兄の秀斗さん(30)も大会運営に携わった。秀斗さんは「今回で終わらすことなく、次の亮子のような選手が出るように今後もサポートしていきたい」と話した。高良さんは運営の中心として会場を駆け回り、子どもたちの要望に応えサインも行った。「子どもたちも楽しかったと言ってくれた」と満足げだった。

 クリニック後は試合を行い、5人制の大会にU10(男女混合)、女子U15、一般女子に合計33チーム約350人が出場した。試合は13日に決勝まで行い、その後は高良さんらとの交流会が予定されている。


サッカークリニックを企画した高良亮子さん(中央白い服右端)とクリニックの参加者ら


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