縁起物に感謝込め 沖縄・波上宮でドンド焼き


社会
この記事を書いた人 大森 茂夫
ドンド焼きで斎場に向かい宮司が大はらい詞をあげた=15日、那覇市の波上宮

 小正月の15日、沖縄県那覇市の波上宮で正月飾りや古札、縁起物などを燃やす古神札焚上祭(ドンド焼き)が催された。初春の陽気に包まれた境内の斎場には正月のしめ縄や熊手、お守り、那覇まつりの綱などの縁起物が納められ、塩をまいて清めた後、渡慶次馨宮司が火を付け祝詞を読み上げた。

 南城市から家族3人で来た親川孝道さん(35)は「平成最後なので商売繁盛、家内安全。いい年にしたい」と話し、娘の夏空ちゃん(5)は「幼稚園で勉強頑張る」と新年の目標を立てた。

 波上宮では今年、正月の参拝者が例年よりも多かったことから、全てたき上げるのに今月いっぱい掛かるとみている。