プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは16日、福岡県の照葉積水ハウスアリーナ(福岡市総合体育館)でライジングゼファー福岡と今季32戦を行い、74―64で勝利した。通算成績は23勝9敗。互いの堅守が決まる中、キングスは岸本隆一、古川孝敏の3点弾で突き放そうとするが、福岡もインサイドと外角弾が決まり、32―30と引き離せずに折り返す。後半に入るとこの日加入したケビン・ジョーンズがインサイドの起点となると並里成のアシストも決まり、得点を重ねて逃げ切った。次戦は23日、沖縄市体育館で滋賀レイクスターズと対戦する。
(照葉積水ハウスアリーナ、1539人)
キングス(23勝9敗)
74―64(16―15,16―15,24―17,18―17)
福岡(8勝24敗)
◆ここから完成度上げる
佐々宜央HC(キングス)の話 ケビン・ジョーンズが新しく入ってきてチームが変わり攻撃がうまくいっていないのは正直ある。ここから(チームの完成度を)上げていくつもり。もっといいゲームを見せるのが僕の責任だと思っている。
◆泥くさくチームで戦う/初陣ジョーンズ17得点
新加入したケビン・ジョーンズをスターティング5として登場させたキングスは、堅守で食らいつく福岡を突き放し、勝利をもぎ取った。佐々宜央HCは「いくら泥くさくても1点差でも勝つことが今は大事だと思っている。メンバーが変わり、自信がなくなりそうなところをチームで戦ってくれた」と苦しい勝利を振り返った。
第1Qはジョーンズのミドルが先制点。互いに得点が伸び悩む中で、キングスは岸本隆一らが3点弾を決めていく。
守備では内を攻める福岡に対してゴール下を固めるも、外からオープンショットで苦しめられた。
後半はジョーンズが攻守でリバウンドをしっかりキープし、相手守備の重圧をいなすように得点していく。攻撃は個々の選手が奮闘し、さらに視野の広い並里成は、ハーフラインからゴール下へのジェフ・エアーズへアシストするなど攻撃の要となった。後半の攻撃の起点となった並里は「前半は受け身になってコントロールしようとしたところで得点が伸びなかった。後半はアグレッシブにいけた」と振り返る。
けが人が続出し、新たに選手を獲得するなど、変化と進化を余儀なくされているキングス。加入して初の試合で17得点19リバウンドと活躍したジョーンズは「きょうはタフな試合だったが、キングスの一員として初めての試合で1勝目が出来てうれしく思う」と、語った。
◆ジョーンズ新加入
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プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは16日、外国籍選手のケビン・ジョーンズとの選手契約が合意に至ったと発表した。
ジョーンズは身長203センチ、体重116キロ、29歳。ポジションはPF。米国出身でウェストバージニア大学を卒業後、NBAのクリーブランド・キャバリアーズに1シーズン所属し、その後はフィリピンやフランス、ロシアのリーグなどで活躍していた。