安里氏の擁立決定 参院選で自民 安里氏と高良氏の一騎打ちへ


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安里繁信氏

 夏の参院選沖縄選挙区に向け、自民党県連を中心とした候補者選考委員会は19日、那覇市内のホテルで会合を開き、シンバホールディングス会長で新人の安里繁信氏(49)を擁立することを全会一致で決めた。県連幹部によると、安里氏は出馬に意欲を示している。これにより参院選は社大党が擁立した琉球大学法科大学院教授で新人の高良鉄美氏(65)と安里氏の事実上の一騎打ちとなる。

 自民県連の選考委員会には安里氏を含む4人が推薦されていた。安里氏は自民所属の県議のほか、県内の首長や経済界の一部から推す声が上がっていた。会合後、照屋守之県連会長は記者団に「安里氏は知事選でも推薦があった。経済人としてさまざまな経験があり、人望もある」と語った。

 参院選の人選を巡っては、昨年9月の知事選に出馬した前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)も有力候補として名前が挙がっていたが、衆院選への出馬を求める声などがあり、立候補を見送った。【琉球新報電子版】