名護市辺野古の埋め立て賛否を問う県民投票の事務を拒否している5市長に参加を求めるため、ハンガーストライキを実施していた「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表(27)が、ハンストと並行して集めていた請願書の署名受け付けが、20日も正午から宜野湾市役所前で始まった。
この日も元山さんの行動に突き動かされ、県内各地から署名をしに来る人が後を絶たない。同市役所前での署名受け付けは20日午後6時まで。
友人ら10人以上の代筆分を携えて訪れた照屋千枝子さん(66)=糸満市=は「新聞で元山さんの姿を見て、自分にもやれることはないかと思い、昨日に続いて今日も来た。みんなで心を一つにして、全県で投票をしたい」と語った。
元山さんは15日午前8時から同市役所前でハンストを始め、水と塩のみを摂取しながら抗議を続けた。血圧が急激に低下したため、5日目の19日午後4時57分にドクターストップにより終了した。
個人で署名を集めてる人は、「辺野古」県民投票の会の事務所に郵送かFAXを送ることで署名数に反映させることができる。22日必着。問い合わせは同会☎098(951)3655。【琉球新報電子版】