県議会議長「3択」を提案 県民投票巡り代表者会議始まる


この記事を書いた人 志良堂 仁
県民投票の全市町村実施に向けて条例改正を協議する県議会の各派代表者会議=24日午前10時10分、那覇市の県議会

 辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票の全市町村実施に向けた県議会の各派代表者会議が24日午前10時から始まり、新里米吉議長が選択肢を現在の2択から3択に増やす条例改正案を提案した。代表者会議には、各会派の会派長のほか、謝花喜一郎副知事も出席している。

 新里議長は署名集めを主導した「辺野古」県民投票の会の意向なども念頭に、「不参加を表明している5市長からも『県民投票条例を改正し、選択肢を増やすべきだ』との声もあった」と改正案を提案した経緯などを説明した。
 議長が提案した選択肢は従来の「賛成」「反対」に加えて「どちらでもない」を加えた3択。3択を巡っては23日に、与党3会派が一転して容認する方針を決めたほか、中立会派の公明党も賛成する方針を示している。代表者会議では維新の会も改正案に賛成する方針を示した。自民はこれまで経緯の説明が不十分として協議の継続を求めた。県民投票の全市町村実施に向けては自民党の対応が焦点となる。