「県民投票で意思表示を」 松川宜野湾市長、県民投票参加の意向を表明


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県民投票への参加を表明する宜野湾市の松川正則市長=25日午前、宜野湾市役所

 【宜野湾】名護市辺野古の埋め立て賛否を問う県民投票を巡り、県議会で選択肢を3択に増やすことで合意してから一夜明けた25日午前、投票事務を拒否していた宜野湾市の松川正則市長が市役所で記者団の取材に応じ「(全会一致の)結果が出たので、市としてかじを変える必要がある」と述べ、改めて県民投票に参加する意向を示した。

 市民に対しては「県民投票で意思表示をしていただきたいという旨は広報もしていく」と説明した。

 再議も含め、関連予算を2回否決した市議会に対しては「執行に向けてお願いをしたいと申し入れている」と語り、予算執行について説明する考え。

 県が期日を遅らせることも検討している投開票日については、午前中に市選挙管理委員会の喜瀬昭夫委員長と相談した上で「2月24日に向けて投票は可能」との認識を示した一方で、投票所への入場券を告示日の2月14日までに全有権者に送付することを困難視した。

 ただ、現状で投票所16カ所を仮押さえしているが、期日を延期した場合は再度投票所を確保する必要があるため、その確保が可能なのかという問題もあり、現在日程は調整中と説明した。【琉球新報電子版】