宮古島市が参加へ 辺野古県民投票 下地市長「乱したくない」


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下地敏彦宮古島市長

 【宮古島】沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り、県議会が選択肢を3択とする条例改正案を可決したことを受け、下地敏彦宮古島市長は30日、記者団の取材に応じ、2月24日の全県投票実施について「一市だけが全体を乱すようなことだけはしたくない」と述べ、県民投票に参加する意向を事実上、表明した。下地市長は31日午後の市議会全員協議会で市議に説明し、最終判断を下す考え。

 最終判断について下地市長は2月24日の全県実施に間に合わせることが判断材料として「大きい」と説明した。「(間に合わせるように)判断をしないと、県全体に対する影響が大きすぎる」とし「一市だけが全体を乱すようなことだけはしたくない」と述べた。

 条例改正案が賛成多数で可決されたことに「全会一致がベストだが、大多数の県議が賛成したということは評価できる」と話した。