「市長裁量」で投票参加 宜野湾 きょう市議会に説明


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新里米吉県議会議長(右)に県民投票に参加の意向を伝える、松川正則宜野湾市長=31日、宜野湾市役所

 【宜野湾】名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り、宜野湾市の松川正則市長は31日、上地安之市議会議長や新里米吉県議会議長らとそれぞれ面談し、実施の判断について最終調整を行った。

 新里氏から県民投票の全県実施に向けた要請を受けた松川氏は「市議会に説明し、市長裁量という形で理解いただこうと考えている」と答えた。市議会は昨年12月に再議を含め予算案を否決しているが、1月29日に県議会で選択肢の3択への条例改正が行われたことを踏まえ、地方自治法177条第2項に基づき首長として予算案を執行する意向を明らかにした。

 面談後、松川市長は記者団に「代表者会議が終わり次第、会見を開く。当然(投票に関する)事務執行(指示)も早めにと考えている」と話した。

 1日午前に市議会各会派の代表者を集め実施の意向を伝え、その日のうちに市選挙管理委員会に執行手続きを指示する見通しだ。