【沖縄】名護市辺野古の埋め立て賛否を問う県民投票を巡り、沖縄市議会(小浜守勝議長)は1日午前の臨時会で、県民投票の事務経費を計上した補正予算案を、賛成多数(賛成24、反対2)で可決した。出張などによる欠席が3人だった。
県民投票の選択肢を3択に増やす県条例の改正がされたことを受け、桑江朝千夫市長が投票事務を実施すべきとして臨時会を招集。予算案を再提案していた。本会議を前に、全議員へ説明した桑江市長は、条例改正に尽力した関係者の労をねぎらい「(予算案を)通してもらいたいという思いをくみ取って頂き、賛成してもらえたら幸いだ」と述べた。
沖縄市議会は昨年の12月定例会で、投票実施のための予算案を再議を含め、2度否決していた。
可決を受け、桑江市長は「速やかに執行するよう、執行機関に指示したい」と同日中に事務執行する考えを記者団に述べた。【琉球新報電子版】